ヘールボップ彗星

1997年の5月。その年も、僕はラコタに居て、一日中ひたすら車を走らせていた。
夜中、ネブラスカからサウスダコタのパインリッジ居留地に帰って来る時、ふと思い立って、ヘッドライトを消してみた。
時速80キロ。まわりは真の闇。それでも草原のシルエットで、なんとなく道路の場所は分かる。

視線がヘッドライトに拘束されなくなって自由になると、地平線ギリギリまでひしめいている星が目に入って来る。

車は動いているのに、星は動かない。次第に距離感が麻痺し、速度感も方向感も麻痺してくる。
気がつくと、車は草原に半ば頭を突っ込み、止まっていた。

車から降りて空を見上げると、次第に上下も分からなくなり、自分を縛る重力からも開放され、身体が宙に浮くのを感じる。

その時初めて、地とではなく、宙と自分が繋がるのを感じた。

地平線ギリギリに、ほうきぼし。

数千年に一回、地球に姿を見せるこの星が、5月の間、毎夜、位置を少しずつ横に変えて、華麗な姿を見せてくれていた。


あの夜はとても何かに表せる様なものではないけど、たまたま高知のWHOLから来ていた変わった形のブレス(コラボレーション)、「好きな様にやって」と言われていたものに、星の様なコンチョが付いていたので、彗星をイメージしてみた。

その星、ヘールボップ彗星は、2400年後に、地球にまたやってくる。
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WHOL
高知県高知市丸池町2-1
088-861-3110
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by oglala | 2007-08-22 17:34
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