アンティーク・ヴェネチアン・ポーチ

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このポーチの評価は、お客様がOGLALAに何を求めるかによって二つに分かれるのではないでしょうか。
ある意味、このポーチは、前回紹介したNEW DEALスペシャルポーチを含む、ベアトラック・ポーチの対極にある存在です。

ベアトラック・ポーチは、伝統文化のエッセンスを変える事無く、より現代の服装に合わせていった仕様で、作家の独自性が色濃く出ています。
対する今回のポーチは、ラコタの最もトラッドな形そのままで、現代風の改造等を一切しておりません。いわば制作者の個を消す事から入る制作です。

このポーチの制作にあたって課題としたのは、「アンティークとして現存している1800年代後半のラコタのポーチを、作られた当時の姿で再現する」というものでした。
使用しているビーズは1800年代後半のイタリアンビーズのデッドストックで、革はもちろん、当時の技法そのままに僕が鞣したものです。当時と違うのは金属パーツが現代ものであること(当時の金属パーツも入手出来るが、ほとんど使い物にならないことが多い上に、そこだけ妙にアンティークになってしまう)と、糸が当時の綿ではなくNYMOだということ。個人的なこだわりで、NYMOは最高だと思うので、かえる気は無かったです。

しかし、そうやって作ったにもかかわらず、不思議と作者の独自性というか、作品的な側面が非常に強く出た事に、僕自身がとても驚きました。そんなものなのかもしれませんね。

ラコタのビーズ細工を始めた頃、最初はこういった形の伝統的なポーチの制作から入って、より使いやすい形へと改造を加えていき、自分なりに完成させた姿がベア・トラック・ポーチです。
そうやって、色々な事を知り尽くした上で、再び原点に戻って制作したのが、今回のポーチです。

このポーチですが、今週火曜日(10月7日)からOGLALA-WEBにて販売します。

また、このポーチにまつわるビーズ素材の話を今週の「工房雑記」に、何故当時の姿そのままに一切の改良をせずに作ったのかといったエピソードを「OGLALA-WEB」の当商品紹介ページに掲載予定です。
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by oglala | 2008-10-05 14:48 | 新商品
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