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価格変更のご案内

6月1日受注分より下記商品の価格が変わります。

medicine necklace pouch
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旧価格5000円より新価格6500円へ。

turtle mini pouch
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旧価格3600円より4800円へ。

chain
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旧価格35000円より38000円へ。


medicine necklace pouchとturtle mini pouchに関しては、当初余り革の有効活用の為に制作を開始した、サービス商品としてスタートし、価格を変更せずに今日まで来ました。

しかしながら大変に好評を得、しばらく前から、それ専用に革を鞣さなくてはならなくなりました。
それでも価格を変更せずに頑張って来たのですが、つい先頃のモデルチェンジが好評で、さらに受注量が増加しました。

ニホンジカは小さいため、最大の鹿でも、半裁の状態で30個のポーチが取れたら良い方です。
そして、これらの商品は材料代を計算に入れていなかったので、制作すればするほど赤字・・・という事態になりました。
というのも、全てを天然材料で手作業で鞣す、私の最も古典的な脳漿鞣し(ブレインタン)には本当に膨大な時間がかかります。
それを分かりやすく、ハンバーガーショップの時給で鞣しをやったとしたら、一頭につき8万円(一番小さなものでも)が、純粋な労働対価としてかかります。
そして、私自身で鞣した、この革でないと、この雰囲気を出す事が出来ません。

そういった理由で、この不況の折り、私も正直なところ、6月以降の売れ行きが非常に恐ろしいのですが、値上げすることにしました。

どうかご了承頂けましたら幸いです。



尚、chainに関してもpouch2種と同じ理由によります。
特に、私自身のワガママで制作したフック部分に大きなウェイトがあります。
現在、過去に書きました通り、フックはニホンジカの角をスライスして削って、形を作って制作しております。
ほぼ、昔、釣り針等を作っていたのと同じ様な感じです。
しかし、ニホンジカは小さいので、かなり大きい鹿の角でなければ作れません。
さらに、ある程度丈夫なフックを作ろうと思うと、一頭の鹿から16本程度のフックしか切り出す事が出来ません。

見た目、折れそうだし(実際に、取扱が荒いと簡単に折れるでしょう。これについては後日、詳しく書かせて頂きます)、市販のパーツでいいんじゃないの?と言われる事もあるのですが、やはり作者のワガママとして、このフックで、ようやくOGLALAのチェインになった、と自負しています。
つまり、このフックでないと、私の作品として、未完成なのです。



長々と書きましたが、以上どうかご了承頂けましたら幸いです。

尚、この度、turtle mini pouchも若干仕様変更を致しました。上の写真のモデルは変更後のものです。
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by oglala | 2009-05-18 19:27 | 仕様変更等のお知らせ

badger claw necklace

badger(アナグマ) claw necklace。

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OGLALAでは毎年、交通事故等で死んだアメリカのアナグマの爪の、払い下げ品が出た時のみ輸入してアクセサリーを制作しておりました。
しかし、今年のアナグマは、事故等ではなく、カナダのトラッパー(罠猟師)によって捕獲されたものです。

カナダでは罠猟師はまさに生態系にとって必要不可欠な存在です(実は日本のハンターもそうなのですが、レジャー的なハンターの側面ばかりが注目されて、現実が見えにくくなっております)。
彼らは、増え過ぎた動物の弱い個体を間引き、種を強くします。
しかし、その猟師も現在では激減し、絶滅寸前です。
猟では食べてゆく事が出来ないからです。
彼らが居なくなったとき、広大な極北(ツンドラ)の大地は荒れるに任されるでしょう。
彼らはまさに、森の番人なのです。
ご興味ある方は、一度、映画「狩人と犬、最後の旅」(英題「The Last Trapper」)をご覧下さい。

アナグマ猟は、本来かなりえげつない猟の仕方をします。wikipediaのアナグマの項をご覧下さい。
しかし、この度入手しましたアナグマの爪は、居留地でトレーディング・ポストを営むラコタ族の友人が、信頼出来るトラッパーとの交流によって入手出来たもので、一年待ってようやくまとまった数が海を渡る事が出来ました。

アナグマを含む、動物のパーツは、年々輸出入が厳しくなってきております。
私も、その傾向には概ね賛成です。
しかし、一方で、彼ら、森の番人達の活動の場を狭めてきている理由の一つでもあり、法律を超えて、どうにかならないものかと憂えております。
その中で、同じ問題意識のもと、多少高くなろうが、入荷が不安定になろうが(時には全くゼロになろうが)、信頼出来るアメリカ、カナダの森の番人からのみ毛皮や爪を仕入れている友人の活動に敬意を表します。


さて、そうした今期の爪ですが、実はしばらく前に入荷していたのです。
しかし、背景が背景だけに、なかなか製品化に着手することが出来ませんでした。
私自身が猟を始めたばかりで、殺生に対して長い時間混乱していましたが、悩みの中から抜け出し悟りを得るに至り、ようやく形にすることが出来ました。

去年まではビーズや、麻糸の三つ編みのチェインでしたが、今期のものは私自身が鞣したブレイン・タン(脳漿鞣し)のニホンジカ。
綺麗に装飾するというよりは、「アナグマの爪」というものを、より爪という存在を際立たせ、「命である」という側面をクローズアップしたものに仕上げました。

ブレインタンですが、ニホンジカは小さいので、一頭からおよそ60本程度の革ひもしか切り出すことが出来ません。
ブレインタンは全手作業なので、日本でもアメリカでも、そのしんどさから一旦は絶滅した技法です。
アメリカで販売されている一部薬品に頼ったブレインタンでさえ、工業鞣しの革の5倍の金額がついています。
どれだけ貴重な革であるか、お分かりでしょう。

賛否あると思いますが、これが現在の私の、最高に格好良いアナグマの爪のネックレスです。

何度も撮り直しましたが、どうしても実際に手に取った時の凄みを撮る事が出来ませんでした。
どうか、是非、店頭等で、手に取ってその凄みと存在感、そして意外と服を選ばない着けやすさをご確認下さい。


価格:5500円


直接のオーダーも可能です。こちらまでメールにてお申し込み下さい。
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by OGLALA | 2009-05-15 21:14 | 新商品